【セッションレポート】ALX306 – State of the Union: Amazon Alexa and Recent Advances in Conversational AI #reinvent
はじめに
今回のre:InventではAlexa系を攻めようと決めて、事前のセッション予約もAlexa関連で重点的に行なっていました。 昨日のGlobal Partner SummitでのAlexaセッションを除くと、これが今回1回目のセッションとなります。 以下、そのセッションのレポートです。
レポート
Alexaの背景
- なぜ音声なのか
- 1: 人々は言葉を交わすことで情報を得てきた
- 2: 声は色んなデバイスの統一インタフェースになる
- コンピューティングの発展によって、音声インタフェースやAIが現実的になった
- Echoはデバイス上での処理のあと、クラウドの処理につながる
- 音声入力インタフェースでは、言葉のコンテキストを読み取るDeep Learning(AI)が重要
- Echo以外にも、Echo DotやTouchなど多様なデバイスをAmazonは発売している
Alexa Skills Kit
- Alexaの機能を支えるプログラム
- Skillは急速に数を増やしている
- Uberをはじめ様々な企業がSkillを提供している
- Audioなど一部の機能はAPIが提供されている
- Skill Discoveryページがあるので、ユーザはスキルにアクセスしやすい
- Skill Buildingで重要なのは、コンテキストを読み取ること。そしてそのためのAIサービス
- 簡単に試せるBuilt-in LibraryがDeveloper Previewになった
Expediaの事例紹介
- 予約のUIは進化してきた
- facebookメッセンジャーなどテキストもあった
- 現在はAlexaでやり取りして予約できる
- Alexaの組み込みは数週間(few weeks)で行われた
Alexa Voice Service(AVS)
- https://developer.amazon.com/alexa-voice-service
- 音声入力インタフェースのクラウドサービス
- 多くの開発者がAVSを通してAlexaを製品に組み込んでいる
Intelとの協業
- AmazonはAlexa分野でIntelと協業している
- スマートホーム独自の問題が背景にある
- home network experience。どの帯域でサービスが実行されるかわからない。
- 多数のデバイスが家にある
- 以下を実現するパートナーシップ
- AlexaスキルとIntel-based smart home hubの連携
- Intel-based smart speaker + Amazon Alexaの連携
- Collaboration on AVS Expansion in New Form Factors
- Intel-based smart speakerはリファレンスモデル。メーカーなら簡単に開発できる
Amazon Smart Home
- https://developer.amazon.com/alexa/smart-home
- Alexaが持つcapabilityを自社製品に対応させるためのAPI
- GEアプライアンスなど多数のメーカーが対応家電をリリースしている
- 70モデル以上のデバイスのフル機能サポート、ロバストなAlexaスキルなどを揃えている
Alexa Fund
- https://developer.amazon.com/alexa-fund
- Alexa対応機器の開発を促進するためのファンド
- Amazon Alexa Acceleratorをアナウンス
感想
セッション会場が満員になるくらいの人気ぶりで、Capital OneをはじめAlexaの人気が昨年よりも上がっているのを実感しました。 引き続きAlexa関連セッションを聞いてレポートします!